2008年11月の粒日記

11月30日

 エクストリームスポーツ・ぼっち。

「さあ、いよいよ最後の演技となりました。現在のところロシアのボッチンスキー選手が9.64点でトップ、それにウクライナのストラヴィンボッチ選手が9.58点、イタリアのボッチリーニ選手の8.98点と続きます。日本の蕎麦選手ですが、メダル獲得には最低でも9点は死守しなければなりません。解説の梨谷さん、どうでしょうか」
「そうですね、今まで四大会すべて、ぼっちについては日本が金メダルを独占してきましたからね。蕎麦選手には相当プレッシャーがかかってると思いますね」
「そうですね、柔道と並んで日本のお国芸と呼ばれて久しいこのぼっち、さあ、いま蕎麦選手が入場しました。スタート地点、教室前に立ちます」
Take your marks, Get set...
「さあいまスタートしました! まずは扉を開けて……誰も気づかない! 高得点です! そのまま挨拶もせず教室に入っていきます。……いや、挨拶はしていますが声が小さくて誰にも気づいてもらえていない! 高度な技を使いこなしています。そして自分の席に近づいても……誰も気づいていません! これはいい感じです」
「非常に快調な滑り出しですね。ボッチンスキーは着席して早々に文庫本を読み出しましたが、蕎麦はどう攻めてきますかね」
「さあ、蕎麦選手ですが……おぉっと、自分の席の近くでうろうろしているぞ、これはどうしたんだ……ああっと! 椅子がありません! どうやら自分の椅子がリア充グループに勝手に使われているようです! これは高得点だ」
「いやあ、着席までにも確実にポイントを稼いでいきますね。しかし、着席できないとなるとなかなか行動に制限がかかります。どう出てくるか非常に楽しみです」
「もちろんリア充グループに話なんてできません。さあここでどうするか……おっと携帯をとりだした。もちろん着信は……0件です! いいぞ! さあ、そしてその携帯で……うわあっと! ゲームを始めたぞ! しかも無駄に高性能なRPG、3Dの画面が哀愁を誘います! おっと、ゲームを始めた途端周りの女子がクスクス笑い出したぞ。これはどういうことでしょうか」
「どうやらいつも携帯でゲームばかりしているので、それを遠目で笑っているようですね」
「さすがは日本代表! 日本らしさを前面に押し出します! さあ、女子の『またレベル上げ始めたよw』という声は耳に入っているのかいないのか、淡々とダンジョンを攻略していきます」
「うーん、ここまでの流れは非常にうまいですが、ここから単調にならないようにどう持って行くかが肝腎ですよね」
「そうですね。さあ、ダンジョンも最深部までたどり着いたか……あっと! ここでまさかのメールです! ぼっちにメールが届いてしまう、これは得点に響きかねないか……セーフ! メルマガです!」
「危ないところでしたね。メールや電話の減点は大きいですから、注意が必要です」
「さあ、そうこうしているうちにリア充グループが連れ立って教室の外に。いいタイミングです。すかさず椅子を取り返して、どうするか……? 寝た! 寝ました! 机に突っ伏したー! 会場からも思わず拍手が起こります!」
「これはきれいにつなげましたねー。9点台後半も狙えますよ」
「ウルトラC級の技を最後に見せつけてくれました。ここで予鈴がなりました。全演技の終了です。さあ気になる得点ですが……9.80! やりました! ボッチンスキーを抜いて堂々の金メダル! これで日本勢、五大会連覇の偉業を達成です!」
「いやあ、大変いい演技でしたね」
「表彰式に移ります。ここまでの放送、実況は私、茂手木と、解説の梨谷がお伝えしました」

 何という自爆テロか。

11月29日

 一橋大学ってありますよね。まあそれはどうでもいいんですけど、小さい頃に父が八ツ橋を買ってきたことがあるんです。こんなにおいしいものを食べられる私はきっと特別な存在なのだと思いました。父は私に、これは京都名物なんだと言いました。そうか、八ツ橋は京都のものなんだな。そういえば京都には一条から十条まであるな。じゃあ同じノリで一橋から十橋まであってもおかしくないな。全部京都名物ということにしてまえ、となるのは当然の流れだと思うのです。まあその発想を引きずって、一橋大学は京都にあると思い込んでいました。高二まで。塾の先生に言われて初めて事実を知ったときは、「え、京都とちゃうの!」と素っ頓狂な声をあげて驚いたものです。ちなみにその後、勘違いの原因とかを全部話したところ、しばらくあだ名が「一橋」になりました。最初はいやでしたが、偏差値表を見てからはむしろもっとやれ的な。一橋と! 一橋とお呼びください! そんな感じ。特にオチはないよ。まあ大学には落ちたんだけどね。

 何でそんなこと言うの。

11月28日

 「涼宮ハルヒの○○」というフォーマットで架空の新作を作ろうとして、友人に適当な二字熟語を言ってもらうことにしました。とはいえ理由が理由なだけに本当のことなど到底言えず、心理テストするから適当な二字熟語言って、とごまかしたのですが、そしたら結果が目も当てられません。

涼宮ハルヒの民法
キョン、民94条2項を類推適用して甲土地の所有権を主張するわよ!
涼宮ハルヒの革命
キョン、麻生・御手洗をぶっ潰して世界中を赤旗で埋めつくすわよ!
涼宮ハルヒの体制
キョン、大学構内に踏み入って不穏分子を一掃するわよ!
涼宮ハルヒの食堂
キョン、ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまったわよ!
涼宮ハルヒの準急
キョン、南茨木に停車するわよ!

 あまりにひどいのはカットすることもできたんだよ?

11月27日

 何度も申し上げている通り、通勤通学時間帯に市バスを利用する修学旅行生をなんとかすべきなのです。何しろ彼らは集団で行動しています。どれだけ混雑したバスが来ても一人乗り込んでしまうと全員乗り込むことになるのです。一人くらいは乗れるかなあ、と浅はかにラッシュ時の市バスに乗り込んだばかりに、残りのメンバーも無理やり乗り込んで、ぎゅうぎゅう詰めのzipファイルみたいになるのですよ。そして全員乗れた時の「よかったねーみんなのれたねーぼくたちともだちだもんねー」みたいな笑顔ときたら! こちとらバス内はおろか大学構内でも一人じゃーい! 友達なんて都市伝説じゃーい! ……いや別に彼らが仲良さそうにしているのが気に食わないのではなく単純に混雑をひどくするから嫌ってるだけでそんな友達がいるくらいで敵視したりなんてしませんよやだなあははは友達がいるからなんだって話ですよねえ本当にうっとうしいですよ友達いるやつとか爆発すればいいのにだいたいどうして一人称が複数なんかになるんですかこちとらずっと単数ですよ逆に言わせてもらいますけど一人称が僕たちな人間なんて主体性を喪失してるとしか思えないですよね本当にかわいそうああやだやだ自我の確立すらできないなんて人間として終わってますよそれよりこの間ネットで見たんですけど(ゆっくりとフェードアウト)。

 ひっでぇ。

11月26日

 今まで一度も使ったことがなかったのですが、私の使っている携帯電話はメールの文中にFlash等を埋め込めるらしいのです。そうと知ったら使ってみたくなるのが人情というもの。適当に友人にでも送り付けてみましょう。とはいえ何を送ればいいものやら。私は別にかわいらしいねこたんやくまたんや二次元美少女のFlashを集めているわけでもないので、送り付けるためのFlashファイルなど携帯の中にあったかなあ、と探さなければなりません(今こいつさりげなくすごい嘘ついたぞ!)。ごそごそと携帯のデータフォルダを漁ってみたのですが、コピーできるFlashファイルといったらマクドナルドのケータイクーポンくらいのものです。それも一年ほど前のものです。メガたまごとか書いてますよ。まさにカロリーの奴隷。仕方ないのでこいつに妥協することにしましょう。折角だからと本文の文字もごてごて飾り立てて、いざ送信。その後バイトに向かい、五時間ほど働いて解放された後に携帯をチェックすると、2通ほどメールが。両方とも先ほど送信した友人からで、内容はそれぞれ「まじで! メガたまご復活したんか! 買ってくる!」「めっちゃ恥かいた! 何で一年前のやねん! 店員さん苦笑いやんけ!」……わー、ぼくはわるくないー。

 ほんともう人様のためになるようなことをしようとしないね。

11月17日

 あまりにびびび文庫を更新していなかったので、更新日数が足りず単位認定がおりなかったために大学を卒業できなくなる、という夢を見ました。これはもうすなわち、日記さえ書けば単位がもらえるというわけです。何という楽勝科目。でもあまりに楽勝なので少しくらいいいやーなどと思って更新をサボるうち、ついついサボりすぎてしまって楽勝科目にもかかわらず落としちゃったりするんですね分かります。よくある話ですもんね。今の私だ。

 授業出ろよ。

11月09日

 電車から降りるときに携帯電話を落としてしまい、電池カバーと電池パックが外れてうまいこと車体とホームの隙間に滑り込んで行きました。電池を駅のホームにシュート! 超エキサイティング! 的なあれです。ちょっと笑い事じゃないので急いで駅員さんを呼んで事情を話すと、ホームの下に飛び降りて取ってくださったのですが、ホームに戻ってきた駅員さんの手にはなぜか電池パックが二つ。え、え? いや、どっちですかとか聞かれても。何ですか、「ちがう、もっと汚いの」とか言えば正直の褒美として二つとももらえるとか、そういうあれですか。で後ろでは本物の電池パックを駅員さんが泉の底に沈めようとしているとか、そういうあれですか。ぼくはきれいな電池パック。さあ蕎麦くん、いっしょに過充電しましょう。それにしても違う機種の電池パックをもらってもなあ。

 当然のように二つとももらえる前提なのが素敵。

11月04日

 布団が恋しい季節になってきました。私は肌触りのよいものが大好きで、布団も滑らかな触り心地のものを愛用しています。大変よい肌触りのおかげで実に気持ち良く眠れるわけですが、一つままならない問題点もあるのです。あまりに寝心地がよいため、病的なほどに布団から出たくなくなるのです。1限にある中国語の授業が3回も犠牲になったほどです。ここ4回のうちで。これはまずいということで、一つ布団を変えてみることにしました。寝心地がいいから寝過ぎちゃうなら、寝心地を悪くすればいいじゃない大作戦です。やったー、これで中国語の授業にも出られるね。蕎麦さん頭いいー。

 それが間違いでした。私はそこまで頭が回らなかったのです。そして事件は起きました。あまりに寝心地を悪くしたためになかなか寝付けず、結果寝不足が寝坊を引き起こし、1限の中国語どころか3限の刑法すら寝過ごすという惨事を引き起こしてしまったのです。かわいそうな私のノート。

 もっとかわいそうなものがあると思うのです。脳とか。